
2025年10月1日より、ISC2 の以下の3つの認定試験が、従来のリニア形式からComputerized Adaptive Testing(CAT)方式へと変更されます。
- Certified in Cybersecurity(CC)
- Systems Security Certified Practitioner(SSCP)
- Certified Cloud Security Professional(CCSP)
ISC2 によるこのCAT形式への移行は、認定プログラムの将来を見据えた重要な施策です。適応型テストの導入により、サイバーセキュリティ専門家が公平で妥当性が高く、信頼性と効率性を備えた試験プロセスを受けられるようになります。また、試験のセキュリティ向上にも貢献します。
CAT試験では、すべての受験者が「合格基準よりも低難度の問題」からスタートします。各問題への回答後、スコアリングアルゴリズムが受験者の能力を再評価し、それに基づいて次に提示される問題が選ばれます。
アルゴリズムは常に「正答確率が50%程度になる」ように問題を選定し、問題を解くごとに受験者の能力推定がより正確になっていきます。受験者の能力が統計的に95%の信頼度で合格基準を上回るか下回ると判定された時点で試験は終了します。そのため、受験者によって出題数は異なります。
この反復的な出題と評価のプロセスにより、従来のリニア試験よりも少ない問題数で、受験者の真の能力をより効率的に測定できます。
CAT試験 |
出題数 |
試験時間 |
100~125 |
2時間 |
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100~125 |
2時間 |
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100~150 |
3時間 |
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100~150 |
3時間 |
詳しくは、よくある質問(FAQ)を含む公式情報をご覧ください:
https://www.isc2.org/certifications/computerized-adaptive-testing/computerized-adaptive-testing-jp